モバイルの概念
Tealium Collect (推奨)
Tealium Collect は、モバイル アプリからのユーザー イベントを Tealium Customer Data Hub に送信する軽量データ収集モジュールです。Tealium Collect モジュールによって、インストールされている SDK の代わりに、サーバーサイド コネクタとしてサードパーティ ベンダーを統合することができます。
Tealium Collect は、 イベント バッチング などの節電技術を用いて、モバイル アプリケーションに以下のメリットをもたらします。
- アプリのサイズとメモリ フットプリントの削減
- ネットワーク トラフィックの最適化
- バッテリ使用量の最小化
サーバーサイドのデータ送信の詳細は、こちらから参照してください。
Tag Management
Tag Management は、モバイル アプリ内で Tealium iQ Tag Management を有効化するモジュールです。このクライアントサイド ソリューションは、非表示のウェブビューを用いて、アプリ内でウェブベースのベンダー タグを実行します。Tag Management モジュールを用いて、サーバーサイド API をサポートしていないサードパーティ ベンダーを統合します。
Tag Management モジュールの利点には以下が含まれます。
- iQ Tag Management 拡張機能を使用した高度なデータレイヤーカスタマイズ。
- Tealium Collect タグを用いたクライアントサイドとサーバーサイドのサポート。
Tealium Collect モジュールと (Tag Management モジュールを介した) Tealium Collect タグ の両方を使用することは避けます。このようにすると、トラッキング リクエストが重複してしまうからです。
クライアントサイド ソリューションの詳細は、こちらから参照してください。
データレイヤー
データレイヤーは、デジタルプロパティでトラッキングするアクティビティを、ベンダー中立型でユーザーフレンドリな方法で表現したものです。各プラットフォームのインストールにより提供される標準的なビルトイン データレイヤー変数に加えて、アプリからの動的値とともにカスタムデータレイヤー変数を入力します。
モバイルで使用可能な データレイヤー変数 の詳細は、こちらから参照してください。
リモートコマンド
リモートコマンドは、ネイティブ アプリ内の機能をトリガーするための、クライアントサイドのソリューションです。リモート コマンドを用いて、カスタム ネイティブ機能を活用したり、サードパーティ SDK と統合します。Tealium iQ Tag Management 内の JSON ファイルまたはリモート コマンド タグを用いてリモート コマンドを構成します。
リモート コマンドの詳細は、こちらから参照してください。
ライフサイクルトラッキング
各プラットフォームには独自のライフサイクルモジュールがあり、このモジュールを使用して、アプリのライフサイクルイベント(launch、wake、sleep)と関連データを自動的にトラッキングできます。
モバイルプロファイル
Tag Management モジュールを使用するアプリには、モバイル用にアクティベートされた、iQ Tag Management の対応するプロファイルが必要です。モバイル プロファイルには、ビルトイン モバイル データレイヤー変数と追加の設定が含まれています。これにより、アプリのアップデートをデプロイしなくても Tealium SDK を調整できるようになります。
モバイル プロファイルの作成の詳細は、こちらから参照してください。
データ管理
一部のデータレイヤー変数は、アプリのライフサイクル全体で一貫性を保つ必要があります。すべてのトラッキングコールにこれらの変数を含める代わりに、ストレージソリューションの1つを使用して、揮発性の低いデータレイヤー変数を設定します。
永続的ストレージ
永続性ストレージに追加されたデータレイヤー変数は、ユーザーがアプリをアンインストールするか、またはアプリのデータを手動でクリアするまで維持されます。各永続性データ変数は、すべてのトラッキングに自動的に含められます。
揮発的ストレージ
揮発性ストレージに追加されたデータレイヤー変数は、強制終了や再起動などでアプリがメモリからクリアされるまで維持されます。各揮発性データ変数は、すべてのトラッキングコールに自動的に含められます。揮発性データはディスクに保存されず、デバイス上のアプリのディスク使用量に影響を及ぼしません。
ライブラリの移行
旧ライブラリ (Java、Objective-C または Swift 1.x) から新ライブラリ (Kotlin または Swift 2.x) にアップグレードする場合は、永続性データは自動的に移行されます。移行されるデータには、ユーザー コンテンツ設定、ライフサイク ルデータ、Tealium Visitor ID が含まれます。
最新のTealium for Kotlin および Tealium for Swift のライブラリの詳細は、こちらから参照してください。
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最終更新日 :: 2022年August月29日